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白軍の不名誉な別名。 主に揶揄する時に使用する。 この場合、隊長であるフロッグは園長になってしまうので呼び方に注意。 ネタ
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苦情 非常に読む気の失せる長文を書くことにかけては右に出る者はいないだろう、 という名誉なんだか不名誉なんだかよく分からない強みを持つHKJ所属の喧嘩師。 むしろ相手側から苦情が入りそうである。 HKJ内で活発に活動しており、次から次へと何の遠慮もなく部外者が登場し続ける現状、 彼の行動力は大きな助けになっていると思われる。 継続的な活動に期待したかったが死にました。
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30話 それは最悪の終わり方(BADEND) 「ふう、何とか脱出できたな」 「そ…そうだね」 『ああ、助かった』 「あ…頭から血が止まらない…」 4人全員脱出できたのは幸運だろう。 C-3にある薬局を脱出して近くの山のふもとまで来ていた。 『何か忘れているような…』 「よし、どうにかしてここから脱出する方法を考えよう!」 「へぇ、楽しそうじゃない私も入れてよ」 振り返ると青髪の女が立っていた 『みんな!逃げろ!』 「え?なんでですか?」 『こいつは』 ザシュ 「か…はぁ?ちょ…マジ待てよ…」 「モト!!」 「ちょ、笛吹君これは…」 『察しただろう!逃げるぞ!』 「逃がすか!」 鰯田が斬られる。 「う、うわあああああああああああ!!」 『くそ!鰯田!』 「逃げないと…」 「あと二人!」 次に狙われたのは蒼井華…のはずだった。 「ひ…」 『!!』 ザシュ 蒼井華の眼に映ったのは自分の代わりに刺される笛吹和義の姿だった。 「う、笛吹君?」 『はぁ…どうしてこうなったんだろうな』 「……」 『あんたは逃げろ、まだあんたの希望は残ってるんだろう?』 「……はい!」 蒼井華はその場を離れる、全力で離れて行った。 【鰯田逃次@SWOT 死亡】 【支倉モト@enigma【エニグマ】 死亡】 【笛吹和義@SKETDANCE 死亡】 【一日目/9時46分/C-4山のふもと】 【蒼井華@逢魔ヶ刻動物園】 [状態]肉体的疲労(中)、精神的疲労(大) [装備]なし [所持品]基本支給品、不明支給品1~3 [思考・行動] 基本:園長と合流する。 1:笛吹君…支倉君…鰯田君…。 [備考] ※イガラシ奪還のために潜入する前からの参戦です。 ■ 「チッ…逃したか」 「おうおう、なかなかの美人がいるじゃねぇか」 「……」 「なぁねぇちゃんよー、俺と一緒に」 「触れるな!」 刀で一閃する。 「そんなこといわ…ひでぶっ!」 「ふん…」 死体をそのまま放置して、蒼井華の逃げた方向に走って行った。 【神埼一@べるぜバブ 死亡】 【一日目/9時54分/C-4山のふもと】 【雨宮桜子@PSYREN】 [状態]体中に擦り傷、土埃が付いている [装備]鉄子の刀@銀魂 [所持品]基本支給品 [思考・行動] 基本:夜科アゲハ達と合流後脱出 1:邪魔者は殺す [備考] ※最終決戦前からの参戦です ※PSYは大分規制されています 男なら筋を通せ 時系列順 超能力者と生徒会長と気づかれない男 男なら筋を通せ 投下順 超能力者と生徒会長と気づかれない男 その男、危険につき 蒼井華 それは単なる通過点 その男、危険につき 笛吹和義 死亡 発明は身を助ける 雨宮桜子 それは単なる通過点 その男、危険につき 支倉モト 死亡 その男、危険につき 鰯田逃次 死亡 その男、危険につき 神崎一 死亡
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ヴァルハラ(Valhalla) (マーベル、地名) 概要 アスガルドにオーディンが建設した死者の安息の地。以前はアスガルドにあったが、現在は一時的に死者の国ニフルヘイムに隠されている。 戦いの中で勇敢に死んだアスガーディアンと、その信仰者である人間が入ることを許される。 なお、不名誉な死者は氷と霧と寒さの地ニフルヘイムへ、名誉も不名誉もない死者はヘルに送られる。ヘルもニフルヘイムの中にある。 アメコミ @wiki
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モンスター/神格 [U] 最凶最悪の双子の姉『依神 紫苑』/Yorigami Shion (Blue 'S;') === Num 1320 Lev 49 Rar 6 Spd +0 Hp 900 Ac 60 Exp 1 (詳細説明未実装) 彼女は通常地下 49 階で出現し、普通の速さで動いている。 この神格を倒すことは50 レベルのキャラクタにとって 約0.94 ポイントの経験となる。 彼女は空を飛んでいる。 彼女は弾幕を放って攻撃することがある(確率 1/6)。 彼女はドアを開け、アイテムを拾うことができる。 彼女は酸と稲妻と炎と毒と暗黒と地獄と劣化の耐性を持っている。 彼女は混乱しないし、眠らされないし、テレポートされない。 彼女は侵入者に対してほとんど注意を払わないが、 300 フィート先から侵入者に気付くことがある。 彼女は触って劣化させ、触って充填魔力を吸収し、触って呪い、触って全ステータスを減少させる。 一度撃破すると、強化された↓として復活する。 [U] 最凶最悪の双子の姉『依神 紫苑』/Yorigami Shion (L.Blue 'S;') === Num 1321 Lev 66 Rar 6 Spd +10 Hp 6400 Ac 180 Exp 0 (詳細説明未実装) 彼女は通常地下 66 階で出現し、素早く動いている。 この神格を倒すことは 50レベルのキャラクタにとって 約0.00 ポイントの経験となる。 彼女は力強く空を飛んでいる。 彼女は氷に包まれている。 彼女は矢の呪文を跳ね返す。 彼女は弾幕を放って攻撃したり、特別な行動をすることがある(確率 1/2)。 彼女はドアを開け、ドアを打ち破り、アイテムを壊すことができる。 彼女は暗黒に包まれている。 彼女は素早く体力を回復する。 彼女は酸と稲妻と炎と冷気と毒と閃光と暗黒と地獄と劣化の耐性を持っている。 彼女は朦朧としないし、恐怖を感じないし、混乱しないし、眠らされないし、テレポートされない。 彼女は侵入者をかなり警戒しており、500 フィート先から侵入者に気付くことがある。 彼女は 8d8 のダメージでにらんで劣化させ、 8d8 のダメージでにらんで充填魔力を吸収し、 13d13 のダメージで触って呪い、 13d13 のダメージで触って全ステータスを減少させる。 雑感 エキストラクエストの60階のに出られてクエスト放棄という事になった。さすがにやってられない。ボロボロにされそう。 - 名無しさん (2019-08-24 21 17 17) 名前
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不名誉な死を遂げた魂に悲しみを。 ――祭影師ギルドの諺 Grieve for the soul in death dishonored. ――Shadow Guild saying ミラージュ 【M TG Wiki】 名前
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登録タグ どうしてこうなった カルチャーショック グロ コメントログ有りの記事 危険度1 実話 犯罪 罰 豆知識 非常識 黙読注意 名誉の殺人(めいよのさつじん、honor killing)とは、女性の婚前・婚外交渉を女性本人のみならず「家族全員の名誉を汚す」ものと見なし、この行為を行った女性の父親や男兄弟が家族の名誉を守るために女性を殺害する風習。 現在もイスラム圏など、男尊女卑の強い地域で残っている模様。 分類:グロ、非常識 危険度:1 コメント ↑だけど偽物っぽい -- (謎の人) 2021-05-12 23 21 11 産まれてくる性別は選べないのに、理不尽すぎる・・・。 -- (名無しさん) 2021-12-20 19 35 41 何が名誉なんだろう... -- (セル) 2022-04-01 17 11 32 おいおいおいおい!反則反則!レッドカードだってはよやめんかい! -- (塩男) 2022-08-13 07 42 49 ↑ ナイル さんの言う通り!!! -- (塩男) 2022-08-13 07 43 24 酷・・・ -- (めろん) 2023-08-21 15 29 07 ちょとまた、唯一神がそんなの許すわけ無いですよ!! -- (名無しさん) 2023-08-28 10 14 28 何で!! -- (まーちゃん) 2023-10-08 17 31 37 ↑2のコメを出した者ですが、はっきり言ってイスラム教の教えとは全くの無関係です。 -- (名無しさん) 2023-11-20 09 04 17 婚前交渉の有無かぁ…開祖は人妻と結婚してるんだがねぇ…(ただしょぅj゛ょとも契っている) -- (名無しさん) 2024-04-21 21 15 49 名前 コメント すべてのコメントを見る 注意:コメント欄にはイスラム教への誹謗中傷コメントを書かないでください。
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自衛隊は我が国の平和と独立を守り、国の安全を保つため、直接侵略及び間接侵略に対し我が国を防衛することを主たる任務とし、必要に応じ、公共の秩序の維持に当たることを任務とするらしい。 ちなみに世界で一番給料のいい軍隊は日本の自衛隊だ。(政府は軍事組織じゃないって言ってるが、俺はそんなの信用しない) 日本はここ60年ほど戦争に巻き込まれていないので、自衛隊が自衛という任務で動いたことは一度も無い。 大抵は「自衛隊」という名前とはまったく関係の無い任務なのだ。 ああ……平和だなぁコンチクショウ。 午後六時五十五分。UH-60ブラックホーク内にて。 俺は結局ブラックホークに乗せられた。 ちなみにヘリコプターに乗るのは初めてだ。プロペラの音は思った以上に大きくて、自分が喋っている声も聞こえない。 マイクがついたヘッドフォンのようなものを渡されて、なんとか会話ができる状態だ。 「朝倉、この自衛隊はどうやって連れてきたんだ?」 「あたしは情報操作も得意。ちょこっと操作して、あたしを陸上自衛隊の司令官にしちゃったの。ついでに世界をちょっと改変して、世界中の人間があたしに従うようにしたわ」 俺は溜め息をついて、頭を抱えた。 こいつは何がしたいんだ……? 「安心して。あなたを殺そうとは思わないから」 もうどうでもよくなってきた。自分のこめかみをコンバットマグナムで打ち抜いたことがある人間が、元学級委員長に殺されるのを今更怖がったりはしない。 すまん。嘘ついた。やっぱ死ぬのは嫌だ。俺、セガールじゃないし。死ぬのは怖い。 「で、何をするつもりなんだ?」 「そのうちわかるわ」 その台詞さっきも聞いたような気がするんだが……。 「この世界の神はあなた。だからあなたが望んでいる限りはあたしはこの世に存在できないってワケ。 でももちろん例外があるの。それはこの世界が他の世界の内側に作られたもので、その外側の世界の神があたしだった場合。 だからあたしはあなたの影響を一切受けずになんでもできる。改変もね。 世界の改変さえできればこの世はあたしの思い通り。あなたの神としての力はごくわずかになるわ」 ……なんの為にそんなことをするんだ? 情報ナントカの観測か? 「自分の楽しみのためよ。もう仕事なんてどうでも良くなっちゃった。この世界で好きなように暮らしてるほうが楽しいし。 この世界はあたしのもの。刃向かうものには容赦しないわ」 こいつは完全に狂ってる。ああ……神に祈ったくらいで助かるのならいくらでも祈る。 でも神はコイツだ。神よ、神から俺を救いたまえ。アーメン。 「来たわ」 何が? パイロットが叫んだ。 「三時の方向に攻撃ヘリコプター三機! こちらに接近しています!」 はい? 「あれはアパッチね。撃ち落して」 「待て、何事だ」 「あれはアメリカ軍だわ。長門さんが情報を操作したのね。あなたを救おうとしてるみたい。無駄だけど」 ブラックホークはぐるりと右を向いた。 「向こうのほうが早いわ。ハイドラ70ロケット弾よ。さっさと避けて」 なに? 前からロケット弾(生で見るのは初めてだ)が六発、とんでもないスピードで飛んできやがった。長門何考えてんだ!? ブラックホークは右にすばやく避けて……ってそんなに揺らすな。酔う。 六発のロケット弾は機体の左を通り過ぎていった。 あのロケット弾はどこまで飛んでいって、最終的にはどうなるんだろうか……。 「今度はスティンガーよ。撃たれる前に撃って」 スティンガー? なんじゃそりゃ。 「空対空ミサイルは装備されてませんが!」パイロットが叫ぶ。 「接近して機関銃でパイロットを狙って。ドッグファイトよ」 「それは危険です! 逆に撃墜される恐れが!」 「援護するから構わないで撃って」 なんで俺は戦争に巻き込まれてるんだ? 女の戦争ってこういうのを言うのか? ドッグファイトってヘリコプターでするもんなのか? 「接近します!」 ブラックホークはググーッと速度を上げて、一番左のアパッチに向かっていった。 おいおい、ぶつかるんじゃないか? やめてくれよ! なんか撃ってきたぞ! 「撃って!」 朝倉がそう叫ぶと朝倉の横にいた乗員が、持っていた機関銃をアパッチに向けて撃った。 銃弾はコックピットに命中して、アパッチはどんどん高度を落としていった。 「その調子でもう二機もお願い」 待て、ここは市街地だ。市街地でドッグファイトをするな。住宅の上にアパッチが落ちたら大惨事だぞ? 「大丈夫。この辺の住民はあらかじめ避難させといたわ」 そういう問題じゃないだろう……。 ブラックホークは次のアパッチに接近し、乗員が機関銃を撃つ。 またコックピットに命中してアパッチが落ちる。 「あと一機よ」 「スティンガーです!」 ~ちょっとキョンの兵器知識~ FIM-92スティンガーミサイルとは米国が1970年代に開発に着手し1980年代後期に採用された携行式地対空ミサイルである。 「スティンガー」とは英語で「毒針」の意。FIM-43レッドアイ携行空対空ミサイルの後継として1972年に開発が始まったもので、 開発においては、どのような状況下でも使用できる全面性と、整備性の向上、敵味方識別装置(IFF)の搭載に主眼が置かれた。 誘導には開発当初、赤外線/パッシブ・レーダーの複合モードシーカーが開発されたが、実際には既存のパッシブ式赤外線・紫外線シーカーが用いられている。 現在、実用化されているミサイルの中では最も命中率が良い(2003年現在)ミサイルとされ、ギネスブックにも掲載されている。 欠点としては目標を目視で発見しなければいけない点やバッテリーの持続時間などが挙げられる。 本来は地対空ミサイルだが、アパッチには空対空として武装されている。 調べるときにはウィキペディアって便利だな。 「いいから接近して」 「しかし……」 「いいから」 「……はい!」 なんだかよくわからないが、なにか無茶なことをしようとしているのはわかる。 「一時の方角からスティンガーミサイル!!」 「援護するから接近して!」 ブラックホークは残った一機に距離を詰めていくが、ひとつのミサイルが寸分の狂いもなくこちらを目指している。 ミサイルは機体の2mほど手前で爆発したが、この機体はノーダメージだ。 おそらく朝倉が情報ナントカで援護したのだろう。 「今よ、撃って!」 乗員が機関銃の引き金を引いた。 日本が直接関わった戦争は第二次世界大戦が最後だ。1945年だから、今から62年前か。 俺が生まれる前だ。俺の両親も生まれてない。 だから俺は戦争というものを知らないのだ。だから人が目の前で射殺されたり、ヘリが撃墜されたりする光景など映画でしか見たことがない。 今日だけで俺はいろんな体験をした。アパッチの乗員は二名(これは後から調べたものだ)。つまり、俺は六人が死ぬ光景を見たのだ。 それも街中での空中戦。最悪だ。 世界はこの女の手に落ちた。抵抗できるのはごく一部の人間、事情を知っているSOS団員だけだ。 しかも、そのうち一人は人質に取られている。 ……今日は人生最悪の日だ。 午後七時十一分。UH-60ブラックホーク内にて。 アパッチを撃墜し、ブラックホークはK市へと向かっている。 「A海峡大橋のT区側核シェルターに向かって」 「了解」 なに? A海峡大橋に核シェルター? そんな話初めて聞いたぞ? 「森博嗣って知ってる?」 「ええと……作家か?」 「そう。『すべてがFになる』の作者よ」 読んだことないな。ミステリー小説だっけ? 「ええ。『そして二人だけになった』って小説は?」 それは……アガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』じゃないのか? 「タイトルは似てるけど違うわ。これも森博嗣の小説なんだけど、その小説の舞台が明石海峡大橋の支柱に作られた核シェルターなのよ。この小説自体はフィクションだけど、その核シェルターは実在するの。T区側とA市側に一つづつ」 ……なんでお前がそんなこと知ってるんだ? 「ちょっと調べさせてもらったの」 なるほど。 午後七時二十分。A海峡大橋T区側核シェルターのヘリポートにて。 ブラックホークはシェルターの入り口にあるヘリポートに着陸した。 「降りて。早くしないと次はF-15かB-2スピリットが飛んでくるわよ」 どっちも知らないが怖い。 「わかったから急かすな」 ヘリコプターから降りて、久しぶりの地上の感触を足の裏で確かめながら空を見上げると、もうすっかり暗くなっていた。 長門、早く助けに来てくれ。もうF-15でもなんでもいいから強力なヤツでこいつを叩きのめしてくれ。 俺の神の力が完全に無くなったわけじゃない。望めばそのうち来てくれるさ。 「すぐにアメリカ軍の攻撃機が来るわ。ブラックホークを5機と第303飛行隊を呼んで」 神は人の心を読むのか? 「了解」 パイロットは機内の無線を手に取った。 長門……超強力な戦闘機でも無理かもしれん……。 「いくら長門さんでもこれには対抗できないかもね」 「……」 負けか。 俺は朝倉に連れられて、シェルター内部に入った。 「ここなら長門さんが核を使ったとしても、あたしに与えられるダメージはゼロ。前回とは違って準備は万端よ」 「……なんでお前は俺を人質に取ったんだ?」 「あなたは一応神としての力を持ってるから、あたしの目の届くところに居てもらったほうが都合が良いの」 なるほどな。それだけか? 「他にもいろいろとあるけど、その辺は」 朝倉は某未来人のように微笑んで言った。 「禁則事項です」 ……対有機生命体コンタクト用ヒューマノイドインターフェイスじゃなかったら惚れてたかもしれんな。 午後七時三十分。A海峡大橋T区側核シェルターにて。 「で、世界を征服して何をするつもりなんだ?」 「当ててみて」 シェルター内は思ったよりもくつろげる。 ソファもあるし、食い物も飲み物もある。 『そして二人だけになった』は読んだことはないが、シェルターの構造は小説とは違うらしい。 「……わからん。なんかヒントをくれ」 「ん~……夢のため、かな?」 夢? 人間ならまだしも、インターフェイスに夢なんてあるのか? 情報を操作すれば、大抵のことはできる。それに、今は神になったんだ。できないことはない。 「で、夢は叶ったのか?」 「まだ叶ってないけど、このままなら叶うかもね」 このままなら叶う? 「この世界の神はもうお前だ。どんな夢も叶うんじゃないか?」 「ううん。簡単には叶わないわ」 簡単には叶わない。ということは、朝倉の影響を受けないということだ。 朝倉の影響を受けないもの? それって…… 「来たわ」 朝倉が急に立ち上がった。 「どうした?」 「長門さんが来たわ。迎撃用意しなきゃ」 なんでソファに座ってるだけでそんなのがわかるんだ? 人間レーダーか? あ、人間じゃないか。 「あなたはここに居て。すぐに終わるわ」 そう言って、朝倉は外に飛び出していった。 午後七時二十分。A海峡大橋T区側核シェルターにて。 このシェルターは「オーシャンズ11」に出てくる金庫のようなセキュリティなのだが、その分厚い扉を開かずに吹っ飛ばして突入してきたのは朝倉ではなかった。 「助けに来た」 「待ってたぞ長門! 遅かったじゃないか! お前一人か?」 長門はコクと頷く。 宇宙人はすごいな。一人で攻撃ヘリと戦闘機を撃ち落したのか? 長門は首を横に振った。 「じゃあ、どうやって入ってきたんだ?」 「隙を見て進入した」 長門は俺の手首を掴み、そのまま走り出した。待ってくれ、転ぶ。このスピードならかなり豪快に転ぶ自信がある。 「急いで。追われている」 「追われてるって誰に!?」 「朝倉涼子」 全速力でヘリポートまで出てくると、空にはヘリコプターと戦闘機がウヨウヨいた。イワヤマトンネルのズバット並みに多い。 ヘリコプターは俺たちの周りにどんどん集まってくる。しかし機関銃を撃とうとはしない。 100m程先にはブラックホークとは違う、バスのように少し胴が長いヘリコプターがある。 「ありゃなんだ?」 「EH101。ウエストランド社とアグスタ社が共同開発したヘリコプター」 そういうことが聞きたかったんじゃないんだが。 「乗って」 長門の指示に従い、ヘリコプターに駆け寄って乗り込んだ。 長門はコックピットに乗り込んだ。 「長門が操縦するのか?」 「そう」 しっかりと操縦桿を握る長門。 待ってくれ、シートベルトくらい着けさせてくれ。 「時間が無い。離陸する」 プロペラが回り始め、ヘリコプターは地面から離れた。 揺れは思ったよりも少なかったが、揺れないわけじゃない。シートベルトを着けなければ。 「戦闘機がウヨウヨ飛んでるぞ?」 「問題無い」 長門が唇をすばやく動かすと、空に飛んでいた全ての攻撃ヘリコプターと戦闘機がスイッチを切られたラジコンのように勢いが無くなって、どんどん高度を下げて、やがて地面に墜落した。 「最初からそれをやってくれよ……」 第五章 ~神様失格~
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今までは俺が騙され続ける話だったのに、最近になって戦争モノになりやがったこの話も元に戻り、再び俺が騙される羽目になる。 さて、今回の黒幕は誰だろうか。当たった方には盛大な拍手を送ろうと思う。 午後七時三十五分。校庭にて。 ヘリコプターが着陸できる場所なんてあまり無い。ましてや街中となると、なおさらだ。 学校の校庭というのはヘリを着陸させるためではなく、賞品が貰えるわけでもなくただ筋肉痛になるために行われる体育祭のためにあるのだが、 ヘリが着陸できないわけじゃない。 大量の砂埃を巻き上げながら、ヘリコプターは着陸した。 ヘリから降りて、久しぶりの地面の感触を足で確かめる。 ……人間はやっぱり陸に住む動物だな。俺は空は好きじゃない。 校舎は電気がついていない。真っ暗だ。まあ七時なので当然と言えば当然か。 「で、どうするんだ? 朝倉を倒さなきゃならないんだろう?」 「彼女をここに誘き出す。襲撃があった際に一番安全な場所にいるのが望ましい」 「そこはどこだ?」 午後七時四十分。部室にて。 「結局ここかよ」 俺はいつもの席に座り、自分で淹れた少し熱めの静岡茶を飲んでいる。 長門はいつもの席に座って、ドアを見つめている。読書はしてない。 「朝倉はここに来るのか?」 長門は数ミクロンほど頷いた。 「どの位したら来るんだ?」 「来た」 ……未来形ではなく、現在完了形で答えてくれた。 慌てて窓の外を見るが、ブラックホークはいない。どこだ? 「彼を渡してもらおうかしら」 ……俺の後ろに居た。 急いで振り向くと、あのトラウマの微笑があった。 今回はブラックホークじゃないんだな。 「ヘリなんかで派手に来るよりもこっちのほうが手っ取り早いもの」 「彼は渡さない」 美少女二人が男の奪い合い。 そこに機関銃と自衛隊のブラックホークが無かったとしても、怖いのに変わりは無い。 ああ……漫画のようなシチュエーションは俺の人生において訪れることは無いのか? 戦争映画のようなシチュエーションはたくさんあったが……。 部屋が初めて朝倉に襲われたときのような狭苦しい空間へと変わっていく。トラウマだ。 「思念体からの離反は許されない」 「思念体? 今のあたしには思念体なんて関係ないわ! 神はこのあたし! 神であるあたしがこの世を統括しているの! 離反しているのはそっちでしょう! 神に逆らうなんて許されざる行為だわ! 神への冒涜よ! あたしが望めば思念体なんて存在そのものが消滅する。それでも抵抗するつもりなの? 彼をこちらに引き渡しなさい。」 最悪の状況だ。そもそもこいつは何がしたいんだ? こいつがしたい事さえわかれば、少しは抵抗できるかもしれない。 「……朝倉、俺を人質に取る理由は、俺がまだ神としての力を持っているから俺を監視する必要があるからだろ? じゃあ、これならどうだ?」 俺は長門のほうを向き、言った。 「長門、俺を殺せ! そうすれば、朝倉が俺を人質に取る理由が無くなる!」 「それはできない」 「いいから俺を殺せ!! 拳銃でも何でもいいから早く!!」 俺は長門の目を見た。……理解してくれ。 「……インターフェイスが、無許可で有機生命体を殺傷することは禁じられている。 だから――」 やった! 「あなたが自分の手で命を絶つべき」 長門は何も無いところから拳銃を取り出し、俺に手渡した。 よし、これでいい。 装弾数は六発。 スミス&ウェッソン社が1955年に開発した38口径のリボルバー、コンバットマグナムだ。 まさか一週間のうちに三回もこの銃を見る羽目になるとはな。 俺は銃口をこめかみに向けた。 「あなた……自分が何やってるかわかってるの?」 「十分わかってるつもりだが。俺は神としての力を持ってるんだから、 お前は俺を常に監視している必要がある。でも、俺が死ねばその必要は無くなるだろ?」 「……絶対にそれだけはさせないわ」 勝った。 「なんでだ? 俺を監視する必要がなくなるんだ。お前にとっても損は無いだろ? むしろプラスになるはずだ」 「いいからその銃を捨てなさいっ!!!」 朝倉の目が血走っている。こっちへ一歩足を踏み出した。 「それ以上動くな! このまま引き金を引くぞ!」 ああ……俺は何やってんだ? 自分で自分を人質に取ったのは生まれて初めてだ。 「あたしの夢を叶える為にはあなたの存在が必要不可欠なの! だからその銃を捨てて!」 やっぱり。 「なら尚更だな。それ以上近づけばお前の夢は永遠に叶わん」 朝倉は一歩後ろに下がった。 「なんで……あともう少し、あともう少しだったのに!」 俺は、初めて朝倉が涙を流したのを見た。おそらく長門も初めてだろう。 「あともう少しで、あたしの夢が叶ったの! 長門さんが邪魔しなければ、長門さんの邪魔さえなければ! あたしは好きな人と一生を共にできた! 幸せな生活を送ることができたの! でも長門さんがそれを邪魔したのよ! 長門さん! なんであなたはいつもいつも、あたしの幸せを奪っていくの!? ねぇ!? 聞いてるの!?」 「聞いている」 ……長門はこんなときでも変わらないな。 「確かにわたしはあなたの幸せを奪った。しかしそれは神以外の人間のため。 あなたの夢、あなたの幸せはあなたの利己主義でしかない。 あなたの夢のために、周りは大勢の損害を被ることになる。 神はこの世の人々のために、自分の幸せを犠牲にするもの。 あなたはそれをしなかった。あなたは神失格。あなたに神は勤まらない」 長門は二日前の俺と同じ台詞を言い、静かに朝倉に歩み寄った。 「あなたは夢を諦めるべき。世界のためにも、彼のためにも」 「嫌よ! あたしは諦めないわ!」 「彼はそれを望んでいない」 朝倉は大粒の涙を零しながら俺の目を見た。 十秒ほど俺の目を見つめ続け、そして部屋から飛び出していった。 朝倉が部屋から居なくなると、部室は元の空間に戻った。 「終わった。彼女が再びあなたを襲うことは無い」 ……これで良かったのだろうか。 非常に心が痛い。 誰にだって夢はある。 俺にだってあるさ。どんな夢かって? それは禁則事項だが、できるものなら叶えてみたいし、 叶うチャンスがあるとしたら俺は絶対にそのチャンスを逃さないだろうし、 チャンスを作るチャンスがあっても俺はそれを逃がさない。人間だったら皆そうだ。 長門も朝倉もインターフェイスとか言ってるが、人間と変わらない、感情を持った生き物なのだ。 だから朝倉は当たり前のことをした。ただそれだけのこと。 でも、神という地位に就かなければ叶わないものだったのだろうか。 神は世界のために自分の幸せを犠牲にしなければならない。 神は夢を叶えることが許されない。人間らしい感情がある者に神は勤まらないのだ。 このときの俺は重大なことを忘れていた。 朝比奈さんは? 午後八時十二分。長門のマンションにて。 朝比奈さんと別れたのは六時五十五分。かれこれ一時間十七分も経つのだ。 朝比奈さんを一秒でも忘れるとはあってはならないことなのだが、 ドッグファイトに巻き込まれたり朝倉の泣き顔を見たりといろいろ忙しかったので仕方ないかもしれない。 「元の時間帯に帰れないってことですか?」 「はぃ……」 まいったね。 朝比奈さんの上司の許可が降りなくて元の時間帯に戻れないそうだ。 「じゃあ……明日になるまで待つ、ということですか?」 「はぃ……」 はぁ……またか。 結局この日は長門に泊めさせてもらった。 なんかとてつもなく嫌な予感がするのは気のせいだろう。 二日目 午後四時半。学校にて。 「朝倉涼子が校内に潜んでいる」と長門が言ったのは昼過ぎだ。 俺と長門は急いで学校へ行き、朝倉退治をするのだった。 「で、どこにいるんだ?」 「文芸部室」 長門はレーダーでもついているのだろうか。どこにいても朝倉がわかるのだ。 朝倉レーダーはトコトコと部室へと向かっていった。その後についていく俺。 長門がドアを開くと、そこに居たのは朝倉じゃなかった。 皆さん、そこに誰がいたか予想していただきたい。絶対当たるから。 長門でもなければ古泉でもないし、朝比奈さんでもハルヒでも鶴屋さんでもない。 国木田でも谷口でもない。俺の妹でもないし、コンピ研の部長がそこにいたわけでもない。 絶対に、そこにいるはずのない人間がいたのだ。 「うぉっ!!」とその男は驚いて椅子から転げ落ちそうになる。 ……これは一体どういうことだ? その男は…… 俺だった。 どうして俺がそこにいるんだ? なんで朝倉がいないんだ? なんで俺が二人いるんだ? これは一体どういうことだ? 待てよ? 俺はこの時間帯の人間ではないんだ。 つまりこの時間帯には俺が三人存在しているということになる。 「なんで俺がいる」 「そりゃこっちの台詞だ! なんで俺がいるんだ!」 「長門、これは一体どういうことだ?」 「わからない」そこにいるもう一人の俺を見ながら長門は言った。 長門にもわからないんじゃ、俺にわかるわけがない。 小学生にフェルマーの最終定理を解けと言っているようなものだ。 俺はフェルマーの最終定理は解けないが、一次方程式なら簡単に解ける。 俺の目の前にいるのは俺の異時間同位体ではない。 もし異時間同位体なら、俺が来ることがわかっていて、驚くことはないはずだ。 じゃあ、誰なのか。それこそフェルマーの最終定理だ。解けん。だれかヒントをくれ。 「これはどういうことなんだ!? お前はどこからここに来たんだ!?」 「いつも通り家から登校してきただけだ!」 嘘だ。この時間帯の俺は職員室に呼び出されているはずだ。 「じゃあ、もう一人俺がいるってことか!? 誰か説明してくれ。頭がこんがらがりそうだ」 「俺も説明してもらいたいね」 ああ……ワケわからん。誰かこの状況を説明できる者はおらぬか! 誰か! 「お前は何処から来たんだ?」と「俺」 「今から二時間後から来た」 「俺」は大きく溜め息をつき、こう言った。 「また涼宮絡みか……」 わかった。こいつの正体が。 第六章 ~笑い、再び~
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バッティング出番無し・ボーリング出番無し・フィールディング出番無しの三重苦を味わい、スコアに名前が載らない人のこと。 印象に残らないプレイをしても呼ばれる試合における不名誉なポジション。